一人で悩んまないこと
誰でも自分の借金の相談を他人にしたい人はいません。
したがって、債務整理の相談に来る方は業者の恐喝まがいの取立や催促に怯え心身ともに疲れ果てていらっしゃいます。
数社からの借金がある人や、親や兄弟、親戚にまで借金をしている人もいます。
このような多重債務者と呼ばれる人にはまじめな人が多いようです。
まじめがゆえに今目の前にある借金をなんとかしなくてはと違うサラ金からまた借金をして、とりあえずその月を乗り切ろうとしてしまいがちです。
しかし、このような自転車操業を繰り返していると、貸してくれるサラ金業者もなくなってきますし、最後にはもうどうにも動けなくなってしまうのです。
自転車操業状態に陥ると借金はみるみるうちに膨らんでいきます。
そうなると当然、会社にも自宅にも関係なく催促の電話がかかってきます。
それこそ気の休まる時などありません。
以前にこんな事例がありました。
一人の若い男性が年配の男性に連れられて専門家のところへ債務整理の相談に来たそうです。
若い人は従業員で、年配の人はその会社の社長さんでした。
社長さんが様子がおかしいことに気づき声をかけてみたところ、借金が膨らんでしまって悩んでいるということでした。
結果的に任意整理が適用でき、借金の整理ができました。
社長さんの気付きのおかげですね。
任意整理以外にも個人再生や自己破産など、その人の状況に合わせた借金の整理方法が合法的にあるのですから、一人で悩んで早まった決断をしないようにしましょう。