分割払いができる事務所か民事法律扶助制度の利用

ベストな債務整理の考察

債務整理をするにはお金が必要になりますが、収入が少ない人にはかなりの負担になることもあります。

このような場合は、分割払いができる事務所を探す他に、民事法律扶助制度を利用する方法もあります。


民事法律扶助制度公的機関の日本司法支援センター(法テラス)が実施しており、法律相談を無料でおこなったり、司法書士費用などの立替えたりといったこともおこなっています。

この制度を利用するためには、次の3つの条件をクリアしなくてはなりません。
① 資力基準を上回らない
② 解決の見込みがないことはない
③ 民事法律扶助の趣旨に合致

債務整理をすると決めた段階で②と③はクリアですが、①は人によってさまざまです。
資力基準は、申込者その配偶者の手取月収(賞与含)の合計と、家族の数によって決められています。
また、住宅ローンや家賃、医療費などの出費がある場合は考慮してもらえます。
さらに、東京や大阪といった大都市に住んでいる場合は合計に10%が加算されます。

次は無事にこの制度が利用できるとなった時の返済についてです。
立替えられた費用は無利息で計算され、毎月の分割払いが可能となります。
利用者の事情などにも考慮してくれるようですから、難しい場合は相談してみましょう。

もし、あなたがこの法テラスの利用を考えているのであれば、その旨を早めに弁護士や司法書士に伝えましょう。
制度が利用できるか、できるならば必要な書類はどのようなものかなど、必要なことについてアドバイスをしてくれます。