本来支払う必要のないお金を支払うことになる

ベストな債務整理の考察

最近、テレビや雑誌、インターネット、電車の広告などで「おまとめローン」という言葉を目にしたことはありませんか。

これはその名のとおり、「数社あるサラ金の借金をまとめて、1つの金融機関から融資を受けて一括で返済するローン」のことです。


名前のよく知られた銀行なども力を入れているようですが、金利は各社によって違いがあります。
およそ14%前後が多いようですが、これは利息制限法の範囲内ではありますが必ずしも低い利率ではありません。
一応、メリットとしては「前のサラ金より利率が低い」「返済が1社になるので振込手数料も手間もかからない」「借金残額を満額返済するので信用情報に傷がつかない」などがあげられています。

しかし、ここで忘れてはいけない大きなデメリットがあるのです。

それは、引き直し計算をせずにサラ金に借金を返済するため、本来支払う必要のないお金を支払うことになるというものです。

特に、金利が高くてもう長い期間支払いをしているサラ金に一括返済をする場合です。
このようなケースは引き直し計算をすればもうすでに借金がゼロになっていたり、もしかすると過払い金が発生していたりする可能性もあります。
もし、過払い金が発生していれば本来は取り戻すことができるのです。

返済がせまっているからとりあえずおまとめローンで一括返済し、それからゆっくり任意整理をしようなどと考えている人もいるようですが、これなら最初から任意整理にした方が良いはずです。

何につけてもメリットとデメリットはありますから、自分にとってはどうなのかをよく考えた上で利用するようにしましょう。