甘い言葉に気おつけましょう

ベストな債務整理の考察

藁をも掴む気持ちとはよく言ったもので、借金で困っている人は何とかして楽にならないかと思っています。

しかし、その思いを利用して、「借金を1本化します」「サラ金の債務整理を格安で請け負います」などの甘い言葉を使って、さらに借金をさせようとしている業者がいるのです。


多くの場合、駅のトイレやスポーツ新聞、電話ボックスなどにこのような広告が貼り付けられていますが、自宅にDMが送られてくることさえあります。
これらの広告はNPOやサラ金被害者の会などと、いかにも借金で困っている人を無益で助けてくれるかのように装っていますが、実際には怪しい業者がたくさんいます。

現在、日本には「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」という2つの会があり、弁護士や司法書士、消費者団体、サラ金被害者が参加して、サラ金などの被害者救済に取り組んでいます。

こちらに近しい名前を名乗って広告を出している、ヤミ金融も少なくありません。
何件も取り立てに来られるよりは、1件でまとまっていた方が楽だとついひっかかってしまうのです。
このような整理屋は債務整理をするという口実で、高額の手数料を巻き上げようとしているだけなのです。

その他にも紹介屋という罠もあります。
もう借金先を見つけられない人に新たに借金をさせてくれるところを紹介するものですが、高額の紹介料を取られるのは当然です。
また、買取屋というものもあります。
高級ブランドなどをカードで買わせてその商品を半額ほどの現金で買取るのです。
一時的に現金はできますが、結局は借金が増えるだけですね。

このような甘い罠はいたるところに仕掛けられていますから、よく注意することが必要です。