借金を再確認する
先述の債務一覧表には「現在お金を借りている相手の名前」と「現在の借金残高の全て」を書いていただかなくてはなりません。
悪気がないことは分かるのですが、相談しにきていてもまだ恥ずかしくて借りている相手や残高を少なく書く人もいます。
しかし、債務整理をするためにははっきりしないことも含めておおまかな全体像をとらえることが必要です。
そのために全てを書きださなくてはならないのです。
次に挙げるのはついつい書き忘れてしまったり、これが借金だと気づかずに書かなかったりすることが多い項目ですから、あなたも該当する項目がないか再度確認してください。
① 銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などの金融機関
② 支払い中の住宅ローンや自動車ローン、その他商品のローン
③ リボ払いが完結していない商品のローン
④ 会社や親戚、知人などからの借金
⑤ 保証人になっている場合はその総額
⑥ 滞納している家賃や水道光熱費、通信費など
そんなことも借金になるのと思う項目もあるでしょうが、これらは基本的に法律で借金と認められているものです。
もし、忘れていたり気付かなかったりした項目があれば、必ず債務一覧表に書き加えておいてください。
こうして全てをかき出すことでようやく借金の全体像が見えてくるのです。
ここで覚えておきたいのは、相談した司法書士や弁護士はあなたの味方です。
安心して全てをオープンにしてこそ、あなたに最適の債務整理を見つけ出してくれるのです。