任意整理は債務整理の中でも借金を返済することが前提となる整理方法です。
引き直し計算で過払い金が出てそれで全て完済になれば終わりですが、多くの場合は減額になっても借金が残ります。
こういった場合には、しっかりとした返済計画を立てることが重要なのです。
少しぐらい娯楽でお金を使おう!
任意整理での返済期間は3年ですが、ある業者にだけ借金の残高がとても多いなどの理由でその業者には3年以内で払い終えることが難しい場合には、4~5年の計画を立てて交渉することもあります。
ここでは支払い計画を立てるにあたり、重要なのは無理せず返済できる計画を立てること。
ついたくさん返済して早く完済してしまいたいと思う気持ちはわかりますが、無理をしないことが成功のポイントと言ってもよいでしょう。
毎月返せる額は人によっても違いますが、おおまかには「毎月の収入 ― (生活費+娯楽費)」で計算します。
借金をしているのに娯楽費を取るなんてと思われる方もいるかもしれません。
しかし、3年(場合によっては4~5年)もの間、全く楽しむことをせずに暮らすとはどのようなことでしょうか。
もちろん、遊び惚けることなどは論外ですが、ある程度の余裕がなくては生きている意味さえ感じられなくなります。
また、無理をしすぎてかえって病気になったり、ストレスがたまったりして、結果的に返済に失敗してしまうようなこともゼロではありません。
しかし、これはあくまでも息抜きの範囲です。
少しぐらいならとパチンコやギャンブルなどに手を出してはいけません。
もし、パチンコやギャンブルで借金をしてしまったのならばなおさらです。
二度と同じ間違いをしないように注意しましょう。